地震に強い家にする 5
さて、前回から地震に対する住まいの備えについてお話しておりますが
今回は診断結果の見方についてお話ししたいと思います
まず、診断書で一番見ていただきたいのは総合評価の数値です
地盤と基礎
該当する地盤と基礎の状況が示され判定の根拠や、地震時に起こり得る被害について注意事項が書かれています
上部構造
壁や柱など基礎から上の部分を「上部構造」といい
お家の広さや地盤、屋根の重み等から、そのお家に必要な強さに対する
現状の建物が保有している強度の割合が上部構造の評点です
この数値は1階2階の縦横方向4つのうち、最少の値がその建物の評点となります
評点とは大地震が起きたとき、倒壊する可能性についての目安の数値で
日本建築防災協会の定めた数値基準で、震度6強の大地震が起きたとき
評点が
1.5以上であれば「倒壊しない」
1.0~1.5未満で「一応倒壊しない」
0.7~1.0未満で「倒壊する可能性がある」
0.7未満で「倒壊する可能性が高い」
となります
ボーダーラインは、評点1.0
診断の結果評点が1.0未満の場合、耐震補強を検討することになります
耐震化促進の補助金を受ける場合
一応倒壊しないレベルまで上げる耐震補強工事でなければならないことがほとんどです
ただ、1.0以上という数値はあくまでも目安で、絶対に安心というわけではありません
次回は評点を1.0にするためにご紹介いたします
また、当店でも耐震診断に関するご相談をお受けしております。
PanasonicリフォームClub 和泉中央支店まで、ご連絡ください
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